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頭皮がむける理由はストレス・日焼け・冬の影響?原因や病気&対策方法

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頭皮がむける理由はストレス・日焼け・冬の影響?原因や病気&対策方法

頭皮がむけると不衛生に見えるため、早期の対策が欠かせません。頭皮も身体のほかの箇所と同じく、ターンオーバーのサイクルにより生まれ変わっています。しかし、異常な量の頭皮がむけるのは病気の可能性もあるため注意が必要です。この記事では頭皮がむける理由や対策方法、病気の可能性について解説します。

sec.1 頭皮がむけるのが当たり前の理由

頭皮も身体のほかの肌と同じく常に生まれ変わっているため、古くなったらむけるのが当たり前です。
肌が生まれかわるサイクルは、専門用語でターンオーバーと呼ばれています。
表皮の基底層で生まれた角質細胞が徐々に押しあげられ、数層から十数層の角層を形成しており、もっとも外側の角質はやがて剥がれ落ちてフケもしくはアカとなります。

sec.2 頭皮がむける量が多くなる原因

頭皮がむける量が多くなる原因

頭皮がむけるのはあたり前の生理現象の一種ですが、量が多くなるケースでは頭皮環境の乱れが疑われます。
頭皮環境が乱れる主な原因は以下の通りです。

・日焼け
・ストレス
・冬場の乾燥
・皮脂の過剰分泌
・ヘアカラー

フケの量が増えて気になっている方は参考にしてください。

日焼け
頭皮のむける量が多くなる原因の1つが紫外線による日焼けです。
夏場に日焼けをした後に、肌が剥けた経験をお持ちの方は多いでしょう。
日焼けにより肌がダメージを受けると、ターンオーバーのサイクルを短くして回復を早めるため、皮がむけやすくなります。
他の肌と同様、頭皮も日焼けをした際にむけやすくなることがあります。
ストレス
頭皮がむけてフケが増えている方は、ストレスが蓄積していないかチェックしてみてください。
ストレス状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、ターンオーバーのサイクルに異変が生じてフケが増えやすくなります。
日常で感じることが多いストレスは以下の4種類に分類され、それぞれ原因が分かれています。
自身ではストレスだと思っていなかったことが実はストレスになっていた、ということもあるでしょう。
・物理的ストレス…寒暖差、騒音、車の排ガスなど
・社会的ストレス…職場の人間関係、経済状況の変化など
・心理的ストレス…不安、緊張、焦り、悩みなど
・身体的ストレス…疲労、睡眠時間、健康障害など
冬場の乾燥
冬場の乾燥により頭皮がむける可能性があります。
以下の原因により頭皮が乾燥すると、頭皮を守るために必要な皮脂が失われ、バリア機能の低下。これにより頭皮がダメージを受けやすくなります。
・空気の乾燥
・エアコンによる部屋の湿度の低下
・汗や皮脂の分泌量減少など
頭皮がダメージを受けると回復のためにターンオーバーのサイクルが短くなり、フケが増えるのです。
皮脂の過剰分泌
乾燥とは反対に、皮脂の過剰分泌も頭皮がむけてフケが増える原因の1つです。
過剰に分泌された皮脂が剥がれ落ちた角質やほこりと混じり合うと、ベタベタとして粒が大きい脂性フケが現れやすくなります。
また、皮脂をエサとして常在菌が異常繁殖を起こすと、頭皮環境の悪化によりターンオーバーのサイクルが短くなり、皮がむけやすくなります。
皮脂の過剰分泌を招く主な生活習慣は以下の通りです。
・洗髪の不足もしくは過多
・脂質の多い食事
・ストレス
・誤ったヘアケア
・ホルモンバランスの乱れなど
ヘアカラー
ヘアカラーが原因で頭皮がむけてフケが出やすくなるケースもあります。
ヘアカラー剤には肌にダメージを与える成分が含まれており、頭皮に付着すると頭皮環境の悪化によりターンオーバーのサイクルが短くなり、皮むけを起こしやすくなります。
ヘアカラーのほか、パーマに用いられる薬剤も頭皮にダメージを与える恐れがあるため、頻度を調整するなどしてダメージがかかりすぎないよう注意しましょう。

sec.3 頭皮がむけるときの対策方法

頭皮がむける際には以下の対策を講じるのがおすすめです。

・紫外線予防をする
・生活習慣を見直す
・保湿でヘアケアをする

フケを今すぐにゼロにする方法はないため、対策に取り組んで少しずつ頭皮環境を改善するのが大切です。

紫外線予防をする
頭皮がむけるのを改善・予防するためには紫外線対策が欠かせません。
紫外線には物質を破壊する強力な作用があるため、外出の際には頭皮を日差しから守るよう心がけましょう。
とくに夏場は1年の間でもっとも紫外線の量が多いため、頭皮の日焼けに注意する必要があります。
朝のスタイリングの際に日焼け止めを塗布し、外出する際には日傘やつばの広い帽子を利用するのがおすすめです。
夏場や晴れの日だけでなく、冬場や曇りの日も紫外線は降り注いでいるため、一年を通して対策が必要です。
生活習慣を見直す
頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌によりフケが増えている方は、生活習慣の見直しが必要でしょう。
冬場に頭皮が乾燥する方は、エアコンを使用する際に加湿器を稼働させ、部屋の湿度を40~60度に保ちましょう。
皮脂の過剰分泌を抑制するためには、脂質を多く含む食事やスナック菓子を摂取しすぎないのがポイントです。
ストレスも皮脂の過剰分泌につながるため、適度な運動や睡眠で発散する必要があります。
適度な運動で血行を促進し、十分な睡眠で自律神経のバランスが整えば、ターンオーバーのサイクルを正常化させる効果が期待できます。
保湿でヘアケアをする
もともと乾燥肌の方や、冬場になると頭皮がむける量が増える方は、ヘアケアの一環として保湿を取り入れましょう。
洗顔後に化粧水で保湿するように、洗髪後に専用のローションなどで頭皮にうるおいを与えると、乾燥が原因の皮むけを防ぎやすくなります。
フケだけでなく頭皮のかゆみや赤みも見られる方は、保湿成分が配合された育毛剤を使用するのがおすすめです。
ただし、ヘアカラーを行った直後は染毛剤が定着していないため、保湿剤により色落ちを起こす恐れがあります。

sec.4 頭皮がむけるのは病気の可能性も

頭皮がむけるのは病気の可能性も

生活習慣や食習慣などを見直しても頭皮がむける方は、以下の病気を発症している可能性が疑われます。

・乾癬
・白癬
・トンズランス感染症
・脂漏性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎

頭皮がむける原因の特定は難しいうえ、上記の病気を発症すると自然治癒が期待できないケースもあるため、早めに専門医の診察を受けましょう。

乾癬
乾癬は肌の表面が赤く盛りあがり、フケのような鱗屑が肌から剥がれ落ちる病気です。
細かく分けるといくつかのタイプに分類されますが、大半を尋常性乾癬が占めています。
乾癬の原因に関してはハッキリと分かっていませんが、もともとの体質に精神的ストレスや何らかの医薬品の作用、感染症などの要因が加わった結果として発症すると考えられています。
ウイルスや細菌による感染症ではないため、他の人に感染する恐れはありません。
白癬
白癬とは足にできる水虫の原因菌である皮膚糸状菌による感染症です。
頭皮が皮膚糸状菌に感染すると白癬やしらくもと呼ばれ、うろこ状の発疹が出たり、フケのように角質が剥がれ落ちたりします。
また、糸状菌に感染すると髪の毛が折れたり抜けたりしやすくなる点も特徴です。
白癬に伴って抜け毛を起こすと、しばしば脱毛斑が楕円形になる傾向があります。
トンズランス感染症
トンズランス感染症は外国から持ち込まれた細菌による病気の一種で、2000年以降から多く見られるようになりました。
発症すると頭皮のかさぶたやフケができやすくなり、悪化すると頭皮が盛りあがって膿が出たり、脱毛を引き起こしたりするケースもあります。
トンズランス感染症の原因菌は毛髪を好むため、コンタクト系のスポーツなどで相手の頭と触れあい感染を起こす可能性があります。
ただし、近年ではスポーツと無縁の方や、子供などにも感染が見られるようになっています。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は過剰な皮脂をエサとして常在菌の一種であるマラセチアが異常繁殖し、頭皮トラブルを引き起こす病気です。
過剰に分泌された皮脂が剥がれ落ちた角質やほこりと混じり合うと、ベタベタとした黄色っぽい粒の大きな脂性フケが出やすくなります。
原因については明らかにされていませんが、皮脂の分泌量が多いと発症リスクが高くなると考えられています。
脂漏性皮膚炎はしばしば慢性的な経過をたどり、自然治癒が困難なケースが多いため、発症が疑われる際には早めに専門医の診察を受けるのが重要です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う湿疹が良くなったり、悪くなったりを繰り返す慢性的な病気です。
頭皮に発症するとかゆみや赤みが生じるだけでなく、角質がフケのように剥がれたり、ひっかき傷から浸出液が出たりします。
原因に関しては明らかにされていませんが、自分もしくは家族にアトピー素因があると発症リスクが高くなると考えられています。
主なアトピー素因はアレルギー性鼻炎や気管支喘息、IgF抗体を作りやすい体質などです。

sec.5 むけすぎを防いで健康な頭皮を目指しましょう

頭皮がむけるのは当たり前の生理現象の一種であり、一時的な症状であれば過度に心配する必要はありません。
しかし、フケの量が多い方は頭皮環境が悪化してターンオーバーのサイクルが乱れている可能性も疑われます。
頭皮環境が悪化する原因は乾燥や皮脂の過剰分泌、ストレス、ヘアカラー、生活習慣の乱れなどさまざまなため、原因に応じた対処が重要です。
また、セルフケアで改善が見られない方は病気の可能性も疑われるため、早めに専門医の診察を受ける必要があります。
セルフケアや医師のアドバイスに基づく対処で、むけすぎを防いで健康な頭皮を目指しましょう。

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この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 桜庭 翔

商品開発課 課長/毛髪診断士

桜庭 翔

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大学卒業後、美容・健康通販メーカーに入社し、基礎化粧品やボディケア商品の企画開発業務を担当。
2020年にアンファー株式会社に転職。

2020年:スキンケアブランド「DISM」の商品開発チームにジョイン
2021年:男性ダイエットブランドの立ち上げ及び商品開発業務
2022年:男性妊活ブランド「オムテック」の立ち上げ及び商品開発業務
2023年: 「スカルプD」商品開発責任者
2024年(現在): 「スカルプD」 「スカルプDボーテ」商品開発責任者

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