頭皮の臭いの原因は？セルフチェック方法やシャンプーの選び方を解説

頭皮の臭いの対策方法

偏った食生活やストレスにより皮脂が過剰に分泌され、頭皮の臭いにつながります。
では、どうしたら頭皮の臭いは対策できるのでしょうか。
今日から実践できる対策方法には以下があります。

●食生活を見直す
●睡眠の質を上げる
●ストレスケアする
●頭皮環境を整える
●自分に合ったシャンプーを選ぶ
●正しいやり方でシャンプーする
●シャンプーの後はドライヤーで乾かす

普段の生活を見直し、少しずつ頭皮の臭いを改善しましょう。

食生活を見直す

まずは肉、乳製品、脂っこい食品、スイーツのような脂肪や糖分を多く含んでいる食事は避けましょう。
反対に、「抗酸化作用」のある栄養素を意識して摂るようにすると、体内の活性酸素が減るため、皮脂の過剰な酸化を防ぐのに役立ちます。

【抗酸化作用のある主な栄養素】

栄養素	特徴	多く含む食品
β-カロテン	・体内でビタミンAに変わる ・油脂とあわせると吸収が良くなる	・ニンジン ・カボチャ ・小松菜 ・ホウレンソウ
ビタミンC	・熱で壊れる	・ピーマン（赤・黄） ・アセロラ ・レモン ・ケール
リコピン	・加熱＆油と組み合わせると吸収率が上がる	・トマト ・スイカ ・ピンクグレープフルーツ
カテキン	・お茶の渋み成分	・大豆 ・小豆 ・ココア ・りんご ・柿
アントシアニン	・目に優しい	・ビルベリー ・ブルーベリー ・ブドウ ・青じそ ・黒豆 ・黒ごま
イソフラボン	・女性ホルモンに近い働きをする	・大豆 ・豆腐 ・納豆 ・豆乳 ・油揚げ

日頃の食事で不足しがちな栄養素なら、サプリメントで補うのもよいでしょう。

睡眠の質を上げる

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の新陳代謝に重要で、頭皮を良好な状態に保つためには欠かせません。早寝や睡眠時間を確保することはなかなか難しいですが、睡眠の質は布団や枕を変えるだけでも、大幅に改善ができるので、実施するのも簡単です。
質の良い睡眠はストレス解消にもつながるため、余計な活性酸素を増やさずに済むこともメリットです。
睡眠の質を高めるためには、寝る前にスマホやパソコンを見ないことが欠かせません。また、入浴を就寝の2時間前に済ませると寝つきが良くなります。

頭皮環境を整える

臭い対策では、頭皮環境を整えることも重要です。頭皮の状態に合うシャンプーを使用するのはもちろん、頭皮マッサージで血行を良くすることも臭い対策に有効です。シャンプー前や洗髪中に、指の腹を使い2～3分もみほぐすだけでも効果があります。 頭皮マッサージの
詳しいやり方はこちら

自分に合ったシャンプーを選ぶ

頭皮の臭いを防ぐためには、「汗や余分な皮脂だけを落として潤いを残す」シャンプーで頭皮を清潔に保ち、頭皮を理想的な健康状態に近づけていくことがポイントです。
前章でもお伝えしましたが、洗いすぎはかえって臭いの元。シャンプーを使うのは1日1回を目安にしてください。
より確実に臭いの対策をしたい方は、「薬用シャンプー（医薬部外品）」のご使用をおすすめします。

・ふけやかゆみを防ぐ
・毛髪や頭皮の汗臭を防ぐ
・毛髪や頭皮を清浄にする

上記のような表示のある抗菌成分が有効成分のシャンプーは抗菌性にすぐれており、悪玉菌の増加や働きを抑える効果が期待できます。
その他、以下の成分表示も一つの目安になります。

成分	期待できる効果
イソプロピルメチルフェノール	殺菌する
ピロクトンオラミン	フケやかゆみを防ぐ
サリチル酸	余分な角層を分解する
・グリチルリチン酸ジカリウム ・アラントイン	肌荒れを防ぐ

正しいやり方でシャンプーする

頭皮の臭い予防には毎日のシャンプーのやり方も大切です。以下の手順で1日1回、丁寧にシャンプーをしましょう。

1.髪の毛のもつれをとる
2.頭皮をお湯で予洗いする
3.シャンプーを泡立て、髪の毛を洗う
4.毛の流れに逆らうようにすすぐ
5.もう一度シャンプーを泡立て、頭皮を洗う
6.時間をかけてすすぐ

詳しいやり方はこちら

シャンプーの後はドライヤーで乾かす

シャンプーで髪を洗った後、濡れたまま放置すると雑菌が繁殖し、臭いにつながる恐れがあります。たとえ髪が短くても濡れたままにせず、ドライヤーで乾かすようにしましょう。ただし、熱風を1か所にあてすぎるのも頭皮によくありません。頭皮からドライヤーの吹き出し口は10cm以上あけ、こまめに動かしながら手早く乾かしましょう。