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フケ・かゆみの原因は乾燥と皮脂?対策にはシャンプーを見直す!

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フケ・かゆみの原因は乾燥と皮脂?対策にはシャンプーを見直す!

フケやかゆみは誰にでも見られる可能性がある症状です。しかし、目立つほどの量や大きさのフケがあったり、強いかゆみがあったりする場合は頭皮環境が悪化しているのかもしれません。この記事ではフケ・かゆみの原因や対策方法についてヘアケアと生活習慣の2つの方向から解説します。

sec.1 フケ・かゆみの原因

フケ・かゆみの原因

フケは、肌の表面にある角質が剥がれ落ちたものであり、誰にでも見られる生理現象の一種です。また、頭皮のかゆみが一時的に出る程度なら過度に心配する必要はありません。
しかし、フケやかゆみがあまりにもひどい方は、以下3つの原因で頭皮環境の悪化を招いている可能性があります。

・皮脂
・乾燥
・炎症

はじめに、フケや頭皮のかゆみがひどくなる原因について解説します。

皮脂
異常な量のフケや頭皮のかゆみは、皮脂の分泌量増加により「フケ原因菌」が増えたことが原因の可能性があります。
フケ原因菌は誰の頭皮にも潜んでいる常在菌の一種で、皮脂をエサとして増殖するのが特徴です。増殖した菌が皮脂を分解する際に刺激物質が生じるとかゆみが生じやすくなるうえ、ターンオーバーの周期が短縮されて未熟な角質細胞が剥がれ落ち、フケが出やすくなります。
皮脂の過剰分泌により発生したフケは、剥がれ落ちた角質が皮脂と混じり合い、ベタベタとしており粒が大きいのが特徴です。
皮脂が過剰に分泌される主なきっかけは以下の通りです。
・睡眠不足など生活習慣の乱れ
・洗髪不足
・ホルモンバランスの変化
・ストレス
・脂質の摂りすぎなど
乾燥
頭皮の乾燥が続くと本来であれば深い箇所にある知覚神経が表皮の近くに伸びてくるため、かゆみを生じやすくなります。
外部の侵入者や機械的刺激によるダメージを受けやすくなるため、バリア機能を回復させるためにターンオーバーの周期が短縮されます。そうなると、未熟な角質細胞が剥がれ落ちるため、粒が小さくてカサカサとした白っぽいフケ(乾性フケ)が出やすくなります。
頭皮が乾燥する主なきっかけは以下の通りです。
・頭皮の洗いすぎ
・湿度の低下
・エアコンによる空気の乾燥
・生活習慣の乱れ
・ドライヤーのかけ過ぎなど
炎症
外部からの刺激によって頭皮が炎症を起こし、フケやかゆみを招くケースがあります。
かゆいからといって掻きすぎると頭皮に傷ができ、かさぶたにつながる恐れもあるため注意が必要です。
頭皮に炎症を起こす主なきっかけは以下の通りです。
・ヘアカラーやパーマの薬剤
・肌質に合っていないシャンプーなどのヘアケア用品
・頭皮をゴシゴシ擦る誤ったヘアケア
・紫外線
・アレルギーなど

sec.2 フケ・かゆみの対策方法①ヘアケア

頭皮のフケやかゆみが目立つ方は、以下の方法で改善を図るのがおすすめです。

・シャンプーの種類を変える
・毎日丁寧に洗う
・頭皮を保湿する
・頭皮マッサージをする

ここでは、フケやかゆみを改善・予防するためのヘアケアについて解説します。

シャンプーの種類を変える
フケやかゆみは頭皮の洗いすぎ、もしくは洗わなすぎが原因で起こるケースが少なくありません。
特に毎日シャンプーをしているのにフケやかゆみが出る方は、シャンプーが自分の肌質に合っていない可能性があります。
フケや頭皮のかゆみを改善・予防するためには以下のポイントを参考にシャンプーを選んでみてください。
・フケの原因菌を抑えるミコナゾール硝酸塩が配合されている
・カモミラエキスなど保湿成分が配合されている
・弱すぎず強すぎない適度な洗浄力がある
・すすぎ落ちがよく、さっぱりとした洗いあがり
・頭皮に刺激を与える成分が少ない
毎日丁寧に洗う
シャンプーに問題がなくても、頭皮をしっかりと洗えていないと意味がありません。毎日以下の手順でしっかりと頭皮を洗い、洗い終えたら耳の裏まで丁寧にすすぐよう心がけましょう。
1.髪の毛のもつれをとる
2.頭皮をお湯で予洗いする
3.シャンプーを泡立て、髪の毛を洗う
4.毛の流れに逆らうようにすすぐ
5.もう一度シャンプーを泡立て、頭皮を洗う
6.時間をかけてすすぐ
詳しいやり方はこちら
頭皮を保湿する
頭皮の乾燥はフケやかゆみを招く一因のため、シャンプーの後にしっかりと保湿するよう意識してください。頭皮の保湿により角質層に十分な水分が蓄えられると、肌のバリア機能により外部からのダメージを受けにくくなります。
特に男性は女性に比べて肌からの水分蒸散量が2倍以上多いため、シャンプーの後にしっかりと保湿するよう心がけましょう。
保湿には専用のローションや、ホホバオイルを使用するのがおすすめです。
ホホバオイルを使った保湿について詳しくはこちら
頭皮マッサージをする
フケやかゆみは頭皮環境の悪化により生じやすくなるため、毎日の頭皮マッサージで良好な頭皮環境を保つよう意識しましょう。
マッサージを習慣づけると頭皮の血行が促進されるため、フケやかゆみの予防につながる可能性が高くなります。
頭皮マッサージは以下の手順で行うのが効果的です。
1.指の腹で頭皮全体をほぐす
2.後頭部から頭頂部にかけて指圧する
3.側頭部から頭頂部にかけて指圧する
4.額から頭頂部にかけて指圧する
5.頭頂部をまんべんなく指圧する
6.手のひらで包み込むようにプレスする
頭皮マッサージの詳しいやり方はこちら

sec.3 フケ・かゆみの対策方法②生活習慣

頭皮のフケやかゆみは乱れた生活習慣が原因で生じるケースもあるため、以下の3点を意識的に見直す必要があります。

・栄養バランスを整える
・睡眠時間を確保する
・ストレスをためない

ここでは、フケやかゆみを改善・予防するための生活習慣について解説します。

栄養バランスを整える
脂質の取りすぎなど偏った食事を続けると、フケが増える原因の1つでもある皮脂の過剰な分泌を招くリスクが増加します。
そのため、日常的に栄養バランスの取れた食事を摂るよう意識しましょう。
特に以下の栄養素を含む食材を摂るように心がけると、頭皮環境を良好に保つ効果が期待できます。
栄養素 期待できる効果 多く含む食材
ビタミンB群 皮脂の分泌量をコントロールする カツオ、マグロ、レバー類、乳製品、納豆など
ビタミンE 血行を促進する ナッツ類、カボチャ、タマネギ、ナスなど
オメガ3系脂肪酸 肌の水分量を調整する エゴマ油、亜麻仁油、イワシ、サンマなど
ビタミンA ターンオーバーをサポートする 緑黄色野菜、玉子、レバー、ウナギなど
食物繊維 腸内環境を良好に保つ コンニャク、リンゴ、みかん、ゴボウ、玄米など

睡眠時間を確保する
睡眠時間が不足するとターンオーバーの周期が短くなり、フケが出やすくなります。
また、睡眠の質の低下は夜間の成長ホルモンの分泌量減少を招き、頭皮の角質細胞の分裂を滞らせる原因となるため注意が必要です。
厚生労働省によると、成人は1日に6~8時間の睡眠時間を確保するよう推奨されています。
睡眠の質を高めるためには早寝早起きを心がけ、寝る前にお風呂で温まったりストレッチをしたりして、リラックスした状態で布団に入るのがおすすめです。
ストレスをためない
ストレス状態が継続すると自律神経のうち交感神経が優位になり、血行不良による頭皮環境の悪化を招きやすくなります。
また、ストレスが原因でホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量増加を招く恐れがあるため気を付けなければなりません。
忙しい現代人にとってストレスを完全にシャットアウトするのは難しいため、自分なりの方法で発散するのがおすすめです。
身体を動かすのが好きな方は定期的にスポーツをしたり、休みの日にハイキングを楽しんだりすると良いでしょう。運動が苦手な方は趣味に打ち込む時間を意識して設けたり、仲のよい知人と食事を楽しんだりする方法があります。

sec.4 フケやかゆみが治らないときは?

フケやかゆみが治らないときは?

自分でヘアケアを見直したり生活習慣を改善したりしても、フケや頭皮のかゆみがまったく改善しない方は、なるべく早めに皮膚科に相談しましょう。
乾燥や過剰な皮脂の分泌など頭皮環境の悪化を放置すると、脂漏性皮膚炎や粃糠性脱毛症などの発症リスクが増加します。

皮膚科では主にステロイド外用薬など薬物療法で症状の改善を図るのが一般的です。
フケや頭皮のかゆみに伴い抜け毛も見られるようであれば、薄毛治療専門のクリニックで相談しましょう。

sec.5 ヘアケアと生活習慣の見直しでフケ・かゆみ対策を

異常な量のフケや頭皮のかゆみは、主に頭皮の乾燥や皮脂の過剰な分泌、外部のダメージによる炎症などが原因で発症リスクが増加します。
毎日髪の毛を洗っているのにフケやかゆみが改善しない方は、保湿成分や抗菌成分を含むシャンプーに変えてみましょう。
皮脂の過剰な分泌が気になる方は、栄養バランスの取れた食事を意識し、ストレスをため込まないよう工夫してください。
セルフケアではフケや頭皮のかゆみが改善しない方は放置せず、専門の医療機関で治療を受けてください。

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この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 桜庭 翔

商品開発課 課長/毛髪診断士

桜庭 翔

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大学卒業後、美容・健康通販メーカーに入社し、基礎化粧品やボディケア商品の企画開発業務を担当。
2020年にアンファー株式会社に転職。

2020年:スキンケアブランド「DISM」の商品開発チームにジョイン
2021年:男性ダイエットブランドの立ち上げ及び商品開発業務
2022年:男性妊活ブランド「オムテック」の立ち上げ及び商品開発業務
2023年: 「スカルプD」商品開発責任者
2024年(現在): 「スカルプD」 「スカルプDボーテ」商品開発責任者

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