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ドライヤーが薄毛の原因に!正しい乾かし方で薄毛対策

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ドライヤーが薄毛の原因に!正しい乾かし方で薄毛対策

ドライヤーが薄毛の原因になる可能性があります。シャンプー後の髪の毛や頭皮を乾かすのに便利なドライヤーですが、間違った使い方をすると薄毛リスクを高める恐れがあります。この記事ではドライヤーと薄毛の関係や、髪の毛や頭皮の正しい乾かし方について解説します。ドライヤーを上手に使いこなして薄毛を予防しましょう。

sec.1 間違ったドライヤーの使い方は薄毛の原因

間違ったドライヤーの使い方は薄毛の原因

ドライヤーはシャンプー後の髪の毛や頭皮を乾かすのにとても便利ですが、次のような使い方をしていると薄毛リスクを高めるため注意が必要です。

・温度が高すぎる
・距離が近すぎる
・時間が長すぎる

最初に、間違ったドライヤーの方法について解説します。

温度が高すぎる
ドライヤーの吹き出し口からの温風は100~120℃に設定されているケースが多く、機種によっては140℃の熱風が出てくる商品もあります。
乾いた髪の毛は130℃を超えるとタンパク質の変性が起こり、切れ毛や枝毛が増えたりパーマがかかりにくくなったりします。一方、濡れた髪の毛は60℃~70℃でタンパク質変性が起こり始めます
このように、髪の毛へのダメージを考えて温度を設定しないと、取り返しのつかないことになってしまうのです。
また、ドライヤーの熱風により髪の毛の表面を覆うキューティクルにダメージを負うと、内部からタンパク質や水分が流出して髪の毛が痩せて細くなります。
日本人の毛髪はおよそ10万本あるとされますが、痩せて細い髪の毛が増えると次第に髪全体のボリュームが減少し、薄毛に見えるリスクが増加します。
距離が近すぎる
間違ったドライヤーの使い方の1つが、吹き出し口と髪の毛との距離が近すぎるケースです。
ドライヤーの吹き出し口からは熱風が出てくるうえ風の勢いが強いため、髪の毛とドライヤーの距離が近すぎると、熱や風によりダメージが加わって薄毛になる恐れがあります。
先ほどドライヤーの吹き出し口からは100~140℃の熱風が出て来ると述べましたが、計測点は吹き出し口から3cmほど離れた位置です。
適度に距離をとってドライヤーをかければ、髪の毛が直接100~140℃の熱風にさらされる心配はありません。
時間が長すぎる
ドライヤーの時間が長すぎると、髪の毛の表面にあるキューティクルにダメージが加わるだけでなく、内部の水分やタンパク質が流出するリスクが増加します。
また、ドライヤーの熱により頭皮が乾燥すると、かえって皮脂が過剰に分泌するなどして、抜け毛リスクを高める恐れがあります。

sec.2 薄毛対策!ドライヤーを使った正しい乾かし方

薄毛対策!ドライヤーを使った正しい乾かし方

毎日のヘアケアによりかえって薄毛になっては意味がないので、ドライヤーは以下の5点を意識して行いましょう。

・タオルドライで水分を取り除く
・温度を低めに設定する
・髪の毛から15㎝程度離す
・5~10分で乾かす
・保湿で乾燥を防ぐ

ここでは、薄毛対策におすすめのドライヤーを使った正しい乾かし方を紹介します。

タオルドライで水分を取り除く
タオルドライとは髪の毛を洗った後に、乾いた清潔なタオルで水分を取り除くことです。
髪の毛表面に付着した水分を取り除いておくと、ドライヤーをかける時間を短縮できます。
ドライヤーをかける時間が短くなれば、湿熱や摩擦によるダメージから髪の毛を守り、切れ毛や抜け毛のリスクが低くなります。
タオルドライを行う際のポイントは、十分に乾燥した清潔なタオルに髪の毛の水分を吸着させる点です。
洗いたての髪の毛は摩擦によるダメージを受けやすいため、ゴシゴシ擦って乾かすのはよくありません
温度を低めに設定する
髪の毛や頭皮へのダメージを避けるためにも、ドライヤーの温度はおよそ60~80℃くらいの低温~中温に設定しましょう。
冷風であれば髪の毛にかかるダメージが少ないのですが、最初から冷風にすると髪を乾かす時間が長くなってしまうため、最初は温風から始めるのが基本です。
最初に温風で乾かして最後に冷風で仕上げると、クールダウンとキューティクルを閉じる効果も期待できます。
髪の毛から15㎝程度離す
ドライヤーをかける際には、熱や摩擦によるダメージを軽減するために、髪の毛との距離を15cmほど離すようにしましょう。
ドライヤーの吹き出し口からは熱い風が出ますが、距離を置けば適度な温度になるため髪の毛は頭皮へのダメージを避けられます。
また、ドライヤーをかける際にはこまめに動かしながら乾かすのもポイントです。ドライヤーの位置を動かすと、一ヶ所にばかり熱が加わらないため、よりダメージの軽減が期待できます。
5~10分で乾かす
乾かし過ぎによる髪の毛や頭皮の乾燥を防ぐために、ドライヤーを当てるのはできれば5分、長くとも10分以内にとどめましょう。
ただし、髪の毛の根元が乾いていないのにドライヤーを終えてしまうと、湿気を好む雑菌が繁殖し頭皮環境の悪化による抜け毛リスクが増加します。
ドライヤーをかける際には反対の手で髪の毛を持ち上げ、根元から手早く乾かすように意識しましょう。
保湿で乾燥を防ぐ
頭皮や髪の乾燥を防ぐためには、専用のローションや育毛剤で保湿するのがおすすめです。
乾燥を放置すると肌のバリア機能が低下するだけでなく、かえって皮脂の分泌量が増加し、頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。
ドライヤーの後に育毛剤を使用すると乾燥対策だけでなく、フケやかゆみを予防したり、健康な髪の毛の成長をサポートしたりする効果も期待できます。

sec.3 ドライヤー以外の薄毛の原因

抜け毛や薄毛の原因は実にさまざまであり、ドライヤーだけが原因と決めつけるのは危険です。ドライヤー以外の薄毛の原因としては以下の例が挙げられます。

・生活習慣の乱れ
・強いストレス
・紫外線やパーマ液などの外部刺激
・間違ったヘアケア
・遺伝など

ドライヤーを正しく使っているのにもかかわらず抜け毛が減らないときは、他に思い当たる原因がないかチェックしてみましょう。

薄毛の原因について詳しくはこちら

sec.4 薄毛とドライヤーに関するよくある質問

薄毛とドライヤーに関しては、以下2つの質問が多く寄せられています。

・ドライヤーを使わず自然乾燥のほうがいい?
・薄毛が気になる男性におすすめのドライヤーは?

将来の薄毛を予防したい方や、抜け毛が気になっている男性は参考にしてください。

ドライヤーを使わず自然乾燥のほうがいい?
髪の毛の長さを問わず、自然乾燥はおすすめできません。自然乾燥にすると髪の毛や頭皮が濡れている時間が長くなり、湿った環境を好む雑菌が繁殖しやすくなります。
なかでも頭皮の常在菌の一種であるマラセチアが繁殖すると、脂漏性皮膚炎を発症して抜け毛リスクを高める可能性があります。
髪の毛を洗ったら短時間で効率よくドライヤーで乾かすのがおすすめです。
薄毛が気になる男性におすすめのドライヤーは?
薄毛が気になる男性は少しでも髪の毛や頭皮に与えるダメージを軽減できる、以下の機能・特徴を持つドライヤーを選ぶとよいでしょう。
・温度が調節できる
・風量が調整できる
・軽量で使うのが大変ではない
・遠赤外線機能がある
遠赤外線機能があるドライヤーであれば、低温でも髪の毛を手早くしっかりと乾かせるためおすすめです。

sec.5 ドライヤーを使いこなして薄毛を予防しましょう

薄毛を予防するためには毎日の丁寧なヘアケアが欠かせませんが、ドライヤーのかけ方によっては抜け毛リスクを高める可能性があります。特にドライヤーと髪の毛との距離が近い方や、なかなか乾かないからと長時間ドライヤーを使用している方は要注意です。
ドライヤーの吹き出し口からは100~140℃の熱風が出てくるため、適度に髪の毛から離し、短時間で乾かすのがポイントです。
短時間で乾かすためには、事前にしっかりとタオルドライしておきましょう。髪が長い方には効率よく乾かせる遠赤外線機能付きのドライヤーもおすすめです。
ドライヤーを上手に使いこなして薄毛を予防しましょう。

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この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 桜庭 翔

商品開発課 課長/毛髪診断士

桜庭 翔

>他の監修記事はこちら

大学卒業後、美容・健康通販メーカーに入社し、基礎化粧品やボディケア商品の企画開発業務を担当。
2020年にアンファー株式会社に転職。

2020年:スキンケアブランド「DISM」の商品開発チームにジョイン
2021年:男性ダイエットブランドの立ち上げ及び商品開発業務
2022年:男性妊活ブランド「オムテック」の立ち上げ及び商品開発業務
2023年: 「スカルプD」商品開発責任者
2024年(現在): 「スカルプD」 「スカルプDボーテ」商品開発責任者

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