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育毛剤は皮膚科でもらえる?育毛剤の目的・効果や皮膚科での薄毛治療も解説

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育毛剤は皮膚科でもらえる?育毛剤の目的・効果や皮膚科での薄毛治療も解説

薄毛に悩んでいるけれど、育毛剤は皮膚科で処方してもらえるのか気になる方もいるでしょう。しかし、育毛剤には発毛を直接促す効果は期待できません。本記事では、育毛剤の目的や効果に加え、薄毛の改善に有効な発毛剤や皮膚科での治療について解説します。育毛剤や薄毛を改善する方法について知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

sec.1 育毛剤は皮膚科で処方される?

育毛剤は皮膚科で処方される?

皮膚科で処方されるのは主に「発毛剤」やAGA(男性型脱毛症)の「治療薬」といった、薬機法上の「医薬品」に分類される薬剤です。育毛剤を処方している皮膚科もあります。ただし、育毛剤を処方しているかどうかは病院によって異なるため、希望する場合は事前に問い合わせましょう。

基本的に、市販の育毛剤は保険適用外です。しかし、処方薬であれば保険適用となるケースもあります。例えば、薄毛が円形脱毛症や悪性脱毛症などに起因する場合は、保険適用となることもあります。とはいえ、育毛剤はドラッグストアやインターネットで手軽に購入しやすく、価格もリーズナブルなことが多い製品です。そのため、育毛剤を入手するために、わざわざ皮膚科に行く必要はありません。

sec.2 育毛剤とは?発毛剤との違いも解説

育毛剤という言葉はしばしば耳にしますが、目的や効果を理解している方は少ないでしょう。実は、育毛剤に直接の発毛効果はありません。ここでは、薄毛を改善するために知っておきたい育毛剤の目的や効果と、発毛剤との違いを解説します。

育毛剤の目的と効果

育毛剤に髪を生やすイメージを持っているかもしれませんが、育毛剤に髪を新たに生やす効果は期待できません。育毛剤の主な目的は、髪が育ちやすい頭皮環境を整え、今生えている髪の成長を助けることです。

薬機法では、育毛剤のほとんどは医薬部外品に分類されます。医薬部外品とは、病気の治療よりも、予防や現状維持、衛生を目的とした製品のことです。医薬部外品である育毛剤は、薬局やドラッグストア、インターネット通販などで手軽に購入できます。新たに髪を生やし薄毛を改善したい場合は、発毛剤を使ってください。

育毛剤と発毛剤の違い

しばしば混同されがちな育毛剤と発毛剤には、下記のような違いがあります。

育毛剤 発毛剤
分類 ほとんどが医薬部外品 医薬品
目的 今生えている髪を維持する 新たな髪を生やす
主な有効成分 頭皮の血行促進、皮脂抑制、抗炎症、保湿成分 ミノキシジル
入手先 ドラッグストア、インターネット 薬剤師がいるドラッグストア、医師の処方

育毛剤は抜け毛を予防し、今ある髪を健康に維持するための製品です。一方、発毛剤には発毛成分の「ミノキシジル」が配合されているため、薄毛の改善が期待できます。育毛剤と発毛剤の違いは、以下の記事で解説しています。

「発毛剤と育毛剤の違いとは?気になる効果や特徴・副作用について解説!」の記事

sec.3 薄毛が疑われる際に行くべき病院

薄毛を改善するには、市販の育毛剤を使用するだけでなく、発毛剤の使用や病院の受診が欠かせません。ここでは、薄毛のパターン別に、受診するべき病院を紹介します。

頭皮トラブルがあるなら皮膚科

薄毛に加えて、湿疹やかゆみといった皮膚の炎症が頭皮に起きている場合は、皮膚科の受診がおすすめです。皮膚科医は皮膚トラブルに詳しく、症状に合わせた適切な治療ができるからです。

例えば、皮膚の常在菌であるマラセチア菌が増えることで引き起こされる「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」は、悪化すると脂漏性脱毛症になり、薄毛につながる可能性があります。このように、頭皮のトラブルが原因で薄毛が発生している場合、まずは発端となっているトラブルを改善するために、皮膚科を受診してください

薄毛進行中ならAGAクリニック

以下のような特徴があり、すでに薄毛が進行しAGAの発症が疑われる場合は、AGAクリニックの受診がおすすめです

・髪の生え際が後退してきた
・髪のボリュームが全体的に減ってきた

AGAクリニックでは、AGAの専門医による細やかな診察を受けられます。さらに、薬や検査機器、施術の種類も豊富で、薄毛の原因を遺伝子レベルで検査することもできます。プライバシーへの配慮も整っているため、診察室の声が外に聞こえてしまうこともなく、1人ひとりに合った丁寧な薄毛治療を安心して受けられます。

sec.4 病院ごとの薄毛治療の内容

ここでは、皮膚科とAGAクリニックの薄毛治療について紹介します。

同じ薄毛治療であっても、受診する病院の種類により治療の内容や方法が変わってくるので、あらかじめ特徴を押さえておきましょう。

皮膚科での治療内容

皮膚科では主に、発毛効果を促すよりも、これ以上薄毛が進行しないよう、現状維持を目標にした薬物治療が行われます。具体的には、薄毛治療のガイドラインで推奨されている次のような薬が治療に用いられます。

効果
ミノキシジル 毛母細胞を刺激し、細胞分裂を活発にすることで髪の発毛や成長を促す
フィナステリド 男性ホルモンが脱毛を促進するのを阻害し、抜け毛を防ぐ
デュタステリド フィナステリドより広範囲で男性ホルモンの影響を抑え、抜け毛を防ぐ

さらに、湿疹やかゆみのような皮膚トラブルに対応できる点も、皮膚科の特徴です。

参照元:
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会

AGAクリニックでの治療内容

AGAクリニックは、主にAGA治療に特化した治療を提供する病院です。薬物療法はもちろんのこと、次のようにさまざまな治療法を提供しています

治療法 内容
PRP療法 自分の血液から抽出・濃縮した血小板や成長因子を頭皮に注入し、細胞の再生や発毛促進を図る
自毛植毛 薄毛が目立つ部分のように、髪を生やしたい箇所に自分の髪を移植する
レーザー治療 頭皮にレーザーを照射して毛母細胞や毛細血管を刺激することで、発毛を促す

AGAクリニックは、さまざまな治療法を比較検討し、短期間で効果を実感したい方に向いているでしょう。

sec.5 育毛剤と発毛剤の効果的な使い方

育毛剤と発毛剤の効果的な使い方

育毛剤や発毛剤を購入しても、使い方によって十分な効果が得られるかどうかが変わってきます。ここでは、育毛剤や発毛剤の効果的な使い方をそれぞれ紹介します。

育毛剤の使い方

育毛剤の使用頻度は商品ごとに異なりますが、基本的には朝と晩で1日2回の使用がおすすめです。育毛剤には、広範囲へ噴射しやすいスプレータイプと、ピンポイントで塗布しやすいノズルタイプがあります。どちらのタイプも、次のような適切な手順で使用することにより効果が期待できます。

1. シャンプーで頭皮を清潔にする
2. 乾燥し過ぎない程度にドライヤーで乾かす
3. 指の腹を使い、広げるように頭皮に塗り込む
4. 頭皮全体をマッサージし、血行を促進することで有効成分を浸透させる

ただし、適量の目安は製品ごとの説明書を確認してください。

発毛剤の使い方

発毛剤も育毛剤と同じように、朝と晩で1日2回の使用が理想です。ミノキシジルを含む一般的な発毛剤の場合は、1回あたり1mlを、薄毛が目立つ部分に塗布すると良いでしょう。

また、使用前に頭皮を清潔にする点も育毛剤と同じですが、使用方法が不適切だと、発毛剤よりも副作用のリスクが高まるため注意が必要です。具体的な副作用としては、頭皮のかゆみやアレルギー反応などが挙げられます。

発毛剤は塗布後に頭皮マッサージが推奨される点も育毛剤と同様です。円を描くようにマッサージすると良いでしょう。

sec.6 育毛剤と発毛剤を使う際の注意点

育毛剤や発毛剤には、使用する際に気をつけておきたいポイントがあります。ここからは、初心者の方が見落としやすい注意点を解説するので、きちんと理解しておきましょう。

容量・用法を守る

育毛剤や発毛剤は、商品単体で十分な効果が得られるように作られています。そのため、商品ごとに決められた容量・用法を守ることが大切です。製品によって塗布の回数なども異なるため、必ず添付の説明書に目を通し、説明書の指示に従って使用してください。

また、育毛剤と発毛剤は、併用しないようにしましょう。それぞれの成分が互いに作用を打ち消したり増強したりすることにより、副作用のリスクが高まるからです。使用法を守っていても副作用が現れた場合は、自己判断で対処するのは避け、病院で医師に相談しましょう。

継続的に使用する

育毛剤と発毛剤の効果が現れるには時間がかかるため、継続的な使用が欠かせません。効果の実感まで時間がかかるのは、髪にはヘアサイクルがあることが理由です。

ヘアサイクル 特徴
成長期 髪が太く長く伸びる
退行期 髪を伸ばす機能が衰える
休止期 髪の成長が止まる
脱毛期 髪が抜け落ちる

ヘアサイクルは髪の1本1本で異なるうえに個人差もあるため、育毛剤や発毛剤の効果を実感するまで最低でも3ヶ月程度は必要とされます。使い始めてすぐに効果がないと決めつけて使用をやめると、発毛のチャンスを逃してしまうかもしれないので、4ヶ月以上は継続しましょう。

sec.7 育毛剤や薄毛治療に関するFAQ

育毛剤や薄毛治療に関するFAQ

ここでは、育毛剤の使い方や薄毛治療に悩む方が気になる疑問を解説します。順番に見ていきましょう。

育毛剤は眉毛やまつ毛にも有効?

前提として「頭髪用育毛剤」と「眉毛用育毛剤」、「まつ毛用育毛剤」は別物です。頭髪用の育毛剤は眉毛やまつ毛に対する効能効果が承認されたものではないため、眉毛やまつ毛には有効ではありません。頭髪用育毛剤の成分が目に入ると刺激や炎症を起こすおそれもあるため、眉毛やまつ毛への使用はやめましょう。

眉毛やまつ毛用の育毛剤は、ドラッグストアやインターネットなどで販売されています。血行促進や脱毛予防など育毛剤としての効果はあるとされているので、眉毛やまつ毛に育毛剤を使用したい場合は、各部位向けの育毛剤を検討しましょう。

皮膚科で薄毛の相談はできる?

皮膚科でも、薄毛の相談や治療はできます。薄毛の原因がはっきりせず、皮膚のかゆみがある、もしくは頭皮の脂が多く脂漏性皮膚炎の可能性があるなどの場合は、皮膚科の受診がおすすめです。一方で、すでに薄毛が進行しており、AGAであることが強く疑われる場合は、AGA専門クリニックを受診しましょう。

皮膚科のある病院やクリニックは数が多いため、通院しやすいメリットもあります。そのため、薄毛の相談をしたいけれど、いきなりAGAクリニックに行くのが不安な方は、皮膚科を受診すると良いでしょう。

薄毛治療の費用相場は?

薄毛治療の費用は、進行レベルや選ぶ治療によって変わります。例えば、内服薬を治療の中心とする場合、一般的な相場は、月額4,000〜30,000円程です。中でも、ミノキシジル外用薬の発毛剤は月額3,000〜20,000円程とされており、ミノキシジルの濃度により異なります。

AGA治療は自由診療であるため、基本的に保険が適用されません。加えて、自毛植毛やPRP療法は、薬物療法よりも大幅に金額が上がります。PRP療法は1回あたり10〜20万円程、自毛植毛は移植する本数により異なりますが、1回あたり50〜300万円程です。

皮膚科で女性の薄毛治療は可能?

女性の薄毛も皮膚科で対応できますが、女性の薄毛治療に特化した病院を受診するのが良いでしょう。女性が薄毛になる原因は、男性と比べてさまざまな要素が絡み合っているとされているからです。具体的な要素としては、出産後や更年期による女性ホルモンの減少や、過度なダイエットによる栄養不足などです。

なお、女性にもAGA(FAGA=女性男性型脱毛症)がありますが、男性のAGAとは症状の出方が異なります。FAGAは主に分け目や頭頂部で薄毛が進行します。AGAのように生え際が後退するケースは少ないため、初期症状がわかりづらいのが特徴です。

sec.8 育毛剤に直接の発毛効果はない|薄毛改善なら発毛剤や病院の受診を検討しよう

育毛剤は皮膚科で処方してもらえます。しかし、育毛剤は今ある髪を維持するための製品であるため、薄毛で悩んでいる場合は発毛効果のある発毛剤を使用するようにしましょう。また、薄毛が疑われる場合の病院の選択肢としては、皮膚科以外にもAGAクリニックがあります。AGAの可能性がある方はAGAクリニックを受診してみましょう。

なお、スカルプDブランドでは、抜け毛を防ぎ発毛を促進する育毛剤に加え、ミノキシジル国内最大濃度5%※配合の発毛剤も販売しています。病院を受診する前に気軽に薄毛対策に取り組みたい方は、ぜひ検討してみてください。
※国が一般用医薬品として承認している最大濃度

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価格 1,650円(税込) 8,600円(税込)
使用期間
目安
約14日分 約2ヶ月
※1回2プッシュ
受け取り ポスト投函 宅配
この記事の監修
アンファー株式会社

化粧品、サプリメント、健康食品、専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務

URL:https://www.angfa.jp/

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