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男性の髪がパサパサ広がる原因とは?おすすめの改善方法をご紹介!

最終更新日:

【毛髪診断士監修】男性の髪がパサパサ広がる原因とは?おすすめの改善方法をご紹介!

髪がパサパサになると髪もうまくスタイリングできないし、見た目にも清潔感がない感じがして、気持ちが下がりますよね。いったいどんな習慣が髪をパサパサにしてしまっているのでしょうか。今回は、髪をパサパサにする原因や改善方法をご紹介します。ぜひご覧ください。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 網野 伸哉

商品開発課 課長/毛髪診断士

網野 伸哉(あみの しんや)

成蹊大学経済学部卒業後、大手住宅メーカーに入社。2013年にアンファー株式会社に転職。
スカルプDブランドの商品開発責任者として従事し、15代目スカルプDの商品リニューアルを担当。

sec.1 パサパサな髪はどんな状態なぜ起こる?

髪の一番外側にあるキューティクルが整っていれば、本来、髪は滑らかでツヤのある状態です。しかし、キューティクルが何らかの理由ではがれたり溶けたりすると、髪はツヤを失ってパサパサに感じられるようになり、枝毛・切れ毛などが発生してしまいます。
さらに、傷ついたキューティクルからコルテックスの成分が流れだし、内部が空洞化してスカスカの状態になると、一層、乾燥が進みます。髪は死んだ細胞であり修復することはないため、最終的には切るしかありません。少しでもパサパサ感が気になりはじめたら、早めのケアを行いましょう。

髪の基本構造
髪の毛はケラチンというタンパク質の一種でできており、メデュラ、コルテックス、キューティクルの3層構造になっています。

髪の基本構造
  • ●メデュラ(毛髄質/もうずいしつ)…髪の毛の中心部分にある部分。この量で髪の太さが決まります。
  • ●コルテックス(毛皮質/もうひしつ)…メデュラの周りにある繊維状の部分。髪の毛の大部分を占めています。この層で毛質や髪の色が決まります。
  • ●キューティクル(毛小皮/もうしょうひ)…髪の毛の表面を覆っている部分。うろこ状に何枚も重なっており、外部の刺激から髪の毛を保護します。

sec.2 パサパサな髪を引き起こす主な原因

キューティクルがはがれたり溶けたりして、パサパサな髪になってしまう主な原因は「乾燥」「ダメージ」「先天的な体質」の3つです。それぞれのNG行動とともに詳しく解説していきます。

乾燥

✔ 肌や髪に合わないシャンプーの使用
✔ 洗髪後の自然乾燥
✔ 長時間のドライヤーの使用
✔ 低湿度な環境

頭皮や髪の脂質や水分量には個人差があるため、合わないシャンプーを使っていると必要なうるおいまで落としてしまう恐れがあります。
洗髪後の自然乾燥も、洗髪で開いたキューティクルから内部の水分が流れてしまう原因に。逆にドライヤーの長時間使用も熱による頭皮の乾燥を招くので注意しましょう。湿度が低い乾燥した環境に長時間いることも、髪の水分が失われるためパサパサ髪につながります。
ダメージ

✔ 紫外線
✔ 誤った洗髪やタオルドライ
✔ 高温度のヘアアイロンの使用
✔ 高頻度なカラーリングやパーマの施術

紫外線は、髪のたんぱく質同士の結合を弱めるため、キューティクルが脆くなり、そこから水分が失われます。洗髪やタオルドライで髪をゴシゴシとこすり合わせることもキューティクルを傷つける原因に。また、髪の主成分であるたんぱく質は、熱によって凝り固まってしまうため、高温度すぎるヘアアイロンの使用にも注意が必要です。同様にたんぱく質の構造に影響を与えるカラーリングやパーマも髪に負担を与えます。
先天的な体質

✔ くせ毛
✔ 乾燥肌

くせ毛は、髪内部の構造に偏りやばらつきが出てしまっている状態です。バランスよくたんぱく質が結合し合っている直毛に比べて、湿度や風に影響されて乾燥しやすい傾向にあります。
また、頭皮を含めた肌が乾燥しやすい体質の場合、放っておくと頭皮のバリア機能が低下し、炎症が起こりやすくなるので、こまめな保湿が必須でしょう。

sec.3 パサパサな髪にしないための対策方法

パサパサな髪にしないための対策方法

いま生えている髪のツヤを守るためには、キューティクルを痛めないようにすることが大切です。日々の生活の中でできる対策方法をご紹介します。

シャンプー前にブラッシングをする
髪を濡らす前にブラシの毛先を優しく頭皮に当てて、マッサージするようにブラッシングします。この下準備で、髪表面のほこりを落とすことができ、髪同士の絡まりもほどけるので、髪に余計な負担をかけることなくシャンプーできるのです。髪が絡まっている場合は、毛先から少しずつ髪をとかしましょう。優しく行うのがポイントです。
髪を傷つけないよう泡でやさしく洗う
髪をすり合わせたり強くこすったりすると、キューティクルを傷つける原因となります。シャンプーはまず手のひらでしっかりと泡立ててから、髪ではなく頭皮を中心に洗いましょう。髪は泡で包み込むようにして洗えば、十分に汚れは落とせます。
トリートメントやヘアオイルで定期的な髪の保湿ケアをする
これ以上の乾燥を防ぐためには、今あるキューティクルを保護することも大切です。シャンプー後には、コンディショナーやリンスを髪の毛に塗布して、髪の表面を保護しましょう。しっかりすすいでも効果があるので、頭皮に残らないようよく洗い流してください。アウトバストリートメントやヘアオイルの使用も効果的です。髪の表面がコーティングされることで、キューティクルを強化することができます。
洗髪後は必ず髪を乾かす
髪が濡れている時、キューティクルは開いて無防備になっている状態です。洗髪後はできるだけ早く乾かしましょう。まずは洗髪後、地肌や髪をポンポンと叩くようにしながら優しくタオルドライをします。次にドライヤーを使って、温風を同じ場所に長時間当てないように注意しながら、頭皮を中心に乾かしていきましょう。仕上げに髪の根元から毛先に向けて冷風を当てると、キューティクルがしっかりと閉じてツヤが出やすくなります。
カラーリングやパーマの頻度を見直す
カラーリングやパーマは髪を構成するたんぱく質の構造を組み替える施術で、大きなダメージを与えるため、状態に応じて頻度を見直すことが大切です。継続して施術する場合でも2ヶ月に1回程度にとどめ、髪のパサパサ感がひどい場合はしばらくお休みしましょう
カラーリングやパーマをかけたあとはいつも以上に優しく洗髪し、トリートメントやオイルでうるおいを補ってあげてください。
ヘアアイロンの温度を見直す
ヘアアイロンはドライヤーよりも高温な熱を髪に直接押し当てるスタイリング機材です。使うたびに髪にダメージを与えるため、できるだけ150~160℃以上の使用は避けましょう。全体には使用せず、くせが出ている一部のみへのポイント使いおすすめです。くせの大小に合わせて温度調整をして、なるべく当てる時間を短くすることで、髪へのダメージを減らすことができます。
髪や頭皮の紫外線対策を行う
紫外線を浴びると、髪を構成するたんぱく質の構造は変化し、折れたり切れたりしやすくなります。また、皮膚の一部である頭皮も、皮膚と同様に、紫外線の悪影響を受けて乾燥したり、炎症したりする恐れが。この髪と頭皮への影響により、パサパサ髪は進行してしまいます。外出時には帽子をかぶる、髪用のUVスプレーをこまめにかけるなど、顔へ行う紫外線対策と同様の対策をとりましょう。

sec.4 未来のツヤ髪をつくるためには?

✔ 良い睡眠をとる
✔ 髪に必要な栄養素をバランスよく摂る
✔ 適度に運動をする
✔ お酒やたばこを控える
✔ 自分に合ったシャンプーを使用する

今生えている髪のケアはもちろん、これから生えてくる髪もツヤのある丈夫な髪にしたいですよね。質・量ともに満たされた睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動は良い髪を作る生活にかかせません。逆にお酒やたばこは髪に必要な栄養を体から奪ってしまいます。また、シャンプーは自分の頭皮に合ったものを見つけることが何より大切です。頭皮の健康を考えて作られたスカルプシャンプーの使用を検討するのもよいでしょう。

スカルプシャンプーについて
詳しく知りたい方はこちら

sec.5 髪がパサパサになる原因を知り、ツヤ髪を目指しましょう

髪がパサパサしてツヤがないのは、髪の表面にあるキューティクルが傷んでいることが原因です。髪の毛シャンプーで優しく洗って丁寧に乾かし、トリートメントやオイルでキューティクルを保護することが大切です。合わせて髪にとって健康的な生活習慣を身につけて、健康的な髪を育てていきましょう。ご紹介した方法を参考にツヤ髪を目指してみてくださいね。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 網野 伸哉

商品開発課 課長/毛髪診断士

網野 伸哉(あみの しんや)

成蹊大学経済学部卒業後、大手住宅メーカーに入社。2013年にアンファー株式会社に転職。
スカルプDブランドの商品開発責任者として従事し、15代目スカルプDの商品リニューアルを担当。

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