女性がミノキシジルを使用する際の注意点は?効果や副作用まで解説

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女性がミノキシジルを使用する際の注意点は?効果や副作用まで解説

ミノキシジルは、女性も使用でき、女性の壮年性脱毛症をケアできます。女性用と男性用の製品は、ミノキシジルの濃度や含まれている成分が異なります。

すべての女性が使えるわけではなく、未成年や妊娠・授乳中の方は使用できません。本記事では、ミノキシジルの副作用や女性が使用する際の注意点、適切な使用方法について解説します。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 長内 尚(オサナイ ヒサシ)

医薬開発研究課 課長/毛髪診断士

長内 尚(おさない ひさし)

早稲田大学理工学部応用化学科および早稲田大学院先進理工学部応用化学研究科を卒業後、大手化粧品メーカーに入社。
2015年にアンファー株式会社に転職。
スカルプDをはじめアンファー商品全体の商品開発責任者として従事し、現在は新規事業企画部門責任者も兼務。

sec.1 女性の薄毛のサインと特徴

女性の薄毛症状には、頭皮が透けて見えたり髪のボリュームが減ったりする特徴があります。髪の成長に関わるヘアサイクルの「成長期」が短縮され、頭髪密度が減少することが要因です。

頭髪密度とは、頭皮1平方センチメートルあたりに生える髪の本数です。頭髪密度の減少が、髪のボリュームダウンや薄毛につながると考えられます。ここでは、女性の薄毛のサインや特徴について解説します。

頭髪密度との関連もあわせて見ていきましょう。

①頭皮が透けて見える症状
頭皮が透けて見える症状が現れたら、薄毛のサインだと考えられます。例えば、薄毛の原因とされる壮年性脱毛症(そうねんせいだつもうしょう)は、頭皮が透けるほど広範囲の髪が抜ける特徴があります
壮年性脱毛症は、生え際や頭頂部などの一部の髪が薄くなる脱毛症です。女性の場合、ホルモンバランスが乱れやすい40代以降や更年期で発症しやすく、髪の成長期を短縮させ、薄毛を誘発します。成長期が短くなると毛穴に髪が存在しない期間が長くなるため、頭髪密度の低下につながります。
鏡で確認できる主な薄毛の症状は、以下のとおりです。
・髪が細くなってきた
・抜け毛が増えた
・分け目が広がってきた
・頭頂部の髪が減り地肌が見える
その他、毛根がない抜け毛も、薄毛の兆候です。このような薄毛の症状を感じたら、早めにケアしましょう。
②髪のボリューム減少
女性が薄毛になると、多くの場合、髪のボリュームもあわせて減少します。毛穴から新しい髪が生えてこないことに加えて、髪が細くなる「軟毛化」が起こるためです。軟毛化には、以下の要因が考えられます。
・ホルモンバランスの乱れ
・加齢
・ストレス
ホルモンバランスが乱れると、髪の成長期が短くなり、細くて弱々しい髪が多くなります。加齢により髪を作り出す「毛母細胞」の働きが悪くなることも、ボリュームダウンにつながる要因です。さらに、ストレスで頭皮環境が乱れると、健康な髪が生えにくくなります。
通常、毛穴から生えてくる髪は2~3本です。しかし、上記の要因から、新しい髪が生えてこなかったり毛穴に1本しか髪が生えなかったりする方もいます。髪のボリュームダウンは、見た目の印象にまで影響を及ぼす可能性がある要素なので、できるだけ早めにケアを進めましょう。

sec.2 女性の壮年性脱毛症(FAGA)とは

女性の壮年性脱毛症(FAGA)とは

女性に壮年性脱毛症が発生するのは、加齢によるホルモンバランスの変化が要因と考えられています。ホルモンバランスが髪の成長期間であるヘアサイクルに影響を及ぼすことが理由です。ここでは、女性の壮年性脱毛症(FAGA)について、以下の観点から解説します。

ひとつずつ見ていきましょう。

①男性との薄毛パターンの違い
女性の壮年性脱毛症はFAGA(女性男性型脱毛症)といわれ、男性の脱毛症(AGA)との違いは、薄毛パターンです。FAGAは、以下の流れで進行します
1.髪の分け目が目立つ
2.髪のボリュームが減ったり細くなったりする
3.頭頂部の地肌が透け、全体的な頭髪密度が減少する
4.広範囲で薄毛が目立ち、白髪も増加する
FAGAは、頭頂部の分け目から髪が全体的に薄くなるので、初期の段階では気がつかない方が多い病気です。髪は細くなるものの、完全に抜けてしまうケースはほとんどありません。
一方、AGAは、頭頂部やおでこなどの特定の部分の髪が際立って少なくなり、抜け落ちる特徴があります。こめかみに近い部分が薄くなる「M型」や後頭部の毛が抜けていくO型などのパターンがあります。
②ホルモンバランスとの関係
女性の壮年性脱毛症は、ホルモンバランスの変化が関係しているといわれる症状です。年齢を重ねるにつれて女性ホルモン「エストロゲン」が減少し、反対に男性ホルモンが増加し、以下のような症状が現れます。
・髪が細くなる
・髪が薄くなる
・抜け毛が増える
「エストロゲン」は、ヘアサイクルの成長期を長くする作用があり、健康な髪の成長をサポートする女性ホルモンです。さらに、髪にある色素細胞の働きを促し、髪のツヤや黒い色を維持する作用もあります。
特に、「エストロゲン」が急激に減少する傾向がある更年期以降は髪のボリュームダウンや抜け毛などのトラブルにつながりやすい時期です。更年期症状に加えて髪も抜けやすい時期となりますので、髪の様子にも注意しましょう。

sec.3 ミノキシジルの効果と発毛メカニズム

ミノキシジルは、発毛に関わる毛母細胞を活性化させ、ヘアサイクルの休止期を成長期に移行する働きのある成分です。

ミノキシジルが含有されたAGA治療薬には、外服薬と内服薬があります。同じAGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは男性専用ですが、ミノキシジルは女性も使用できる特徴があります。

ここでは、ミノキシジルの効果と、発毛させるメカニズムについて解説します。

ミノキシジルの使用を検討している方は、参考にしてください。

①発毛を促進するメカニズム
ミノキシジルで発毛が促進されるメカニズムは、頭皮に栄養や血液を行き渡らせ、毛母細胞を活発にさせて髪が生えやすい頭皮環境にする働きに起因しています。
ミノキシジルの効果で頭皮に血液や栄養が行き渡るようになり、髪が成長しやすい頭皮環境を導きます
また、毛根にあり、新しい髪をつくる「毛母細胞」を活発にする作用も、ミノキシジルの大きな特徴です。ミノキシジルで毛母細胞の働きが活発になることで、新しい髪の成長が期待できます。
そして、毛母細胞が活発になると、今まで長くなっていたヘアサイクルの休止期が通常の長さに短縮されます。それに伴い、成長期も通常の長さになるため、発毛の促進が期待できるでしょう。このように、ミノキシジルは、直接髪の毛に作用するのではなく、頭皮に血液や栄養を行き届かせ、毛母細胞を活性化させるメカニズムで健康な髪が生えるための環境を整えるサポートをします。
②抜け毛を予防するメカニズム
ミノキシジルは、ヘアサイクルを整えて、抜け毛を防ぐ作用も期待できる成分です。ヘアサイクルが乱れて休止期が長くなると、髪が成長する前に抜けるのが薄毛につながる理由です
ミノキシジルの効果でヘアサイクルの休止期と成長期が元の長さに戻ります。成長期が元の長さに戻ることで、毛包や毛母細胞の活性化が期待できます。
栄養や血液を頭皮に行き渡らせるミノキシジルは、新しく生える髪を太く長くする効果が期待できます。少しずつ太く長くなった新しい髪が、細く短い髪と入れ替わる過程で、薄毛改善が期待できます。
ミノキシジルは6ヶ月〜1年ほどで効果を実感しはじめ、継続使用で効果も持続する成分です。すぐに効果を実感できるわけではないので、毎日継続して使うことが大切です。

sec.4 ミノキシジルの副作用は?

ミノキシジルを使用すると、副作用が起こる可能性があります。人により症状が現れる場所が異なりますが、主に頭皮と全身に影響が出ます。

副作用のリスクを下げるためには、用量用法を守って使用することが大切です。それでも、副作用が起きる確率はゼロにはなりません。副作用について事前に把握しておけば、副作用が起きても落ち着いて対応できるでしょう。

ここからは、ミノキシジルの副作用について、以下の観点から解説します。

ミノキシジルの使用を検討している方や、副作用について知りたい方は、参考にしてください。

①頭皮に現れる副作用
ミノキシジルの外用薬を使用していると以下のように頭皮に現れる副作用が出るケースがあります。
・発疹
・赤み
・ふけ
・かぶれ
・かゆみ
・熱感
副作用が出た場合は、以下のように対応しましょう。
症状 対処法
頭皮トラブル ・使用量や頻度を減らす
・一旦使用をやめて病院を受診する
初期脱毛 ・自然な反応なので継続して使う
・不安な場合は病院へ行く
多毛症 ・使用量を減らす
・不安な場合は医師の診察を受ける
症状が治まらない方や使い続けるのが不安な方は病院を受診し、医師に相談してください。
なお、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」は、髪が生え替わる過程で起き、2ヶ月程度で収束する症状です。様子を見ながらミノキシジルを使用し、3ヶ月以上脱毛が続いた段階で病院を受診しましょう。
②全身に現れる副作用
ミノキシジルの内服薬を服用している場合、全身に以下のような副作用が現れる可能性があります。
症状 要因
めまい ・血圧が低くなると頭に血が上りにくくなり、貧血のような状態になる
頭痛 ・脳の血管が拡張されて頭痛が起こる
動機・息切れ ・血圧が下がり、血液の流れが変化する
・動悸や息切れ、不整脈が起こる可能性もある
むくみ・体重増加 ・手や足の血管が広がる
・むくみが要因で体重が増えるケースもある
このほか、顔や体の毛が濃くなる多毛症が起きる場合もあります
ミノキシジルには血管や血液に影響を及ぼす作用があることのが副作用が起きる要因です。このような症状が出た場合は、自己判断で薬の量を調整せず、早めに病院へ行きましょう。

sec.5 女性がミノキシジルを使用する際の注意点

女性がミノキシジルを使用する際の注意点

ミノキシジルは、女性なら誰でも使えるわけではなく、使用できない方や使用が制限される方がいます。例えば、未成年や特定疾患のある場合、妊娠中や授乳中の場合は使用できません。ここでは、女性がミノキシジルを使用する際の注意点を解説します。

ミノキシジルの使用を検討している女性は参考にして、当てはまっていないかチェックしましょう。

①使用できない方(禁忌)
以下の女性は、ミノキシジルを使用してはいけません。
・未成年の方
・妊娠、授乳中の方
・特定疾患がある方
ミノキシジルをした際の安全性が確認できていないため、未成年は使用が禁止されています。ミノキシジルが胎児に影響を及ぼす可能性があるので、妊娠中の使用も禁止です。また、母乳に成分が浸透する可能性があるため、授乳中の方も使用をしないでください。心臓病や心疾患、高血圧や低血圧などの方は、使用を避けるのが推奨されています。
ミノキシジルを使用できない女性は、以下のケアがおすすめです。
・頭皮マッサージをする
・生活習慣を整える
・分け目をジグザグにする
・増え見せパウダーを使う
ミノキシジルを使えない場合は、セルフケアや髪型を工夫しましょう。
②妊娠・授乳中の使用制限
妊娠中や授乳中の女性は、ミノキシジルの使用が制限されます。例えば、妊娠中に使用すると、胎児の成長に影響を与えるリスクがあります。また、ミノキシジルの成分が母乳に移行する可能性があり、授乳すると乳児がミノキシジルを摂取してしまうと考えられるためです。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化やストレスで抜け毛が増えるケースがあります。しかし、ミノキシジルが胎児に与える影響は完全には判明しておらず、安全性も確認できていないので妊娠・授乳中に使用してはいけません
ほとんどの場合、妊娠中の抜け毛は、出産後に回復します。赤ちゃんを守るためにも、妊娠中や授乳中の方はミノキシジルを使用しないでください。
③医師・薬剤師への相談タイミング
以下に該当する方は、ミノキシジルを使用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。
・薬でアレルギー反応が出たことがある
・高血圧・低血圧である
・心臓や腎臓に障害がある
・甲状腺機能障害がある
・高齢で、かつ持病がある
ミノキシジルは循環系の副作用が出やすいため、心臓や腎臓に疾患がある場合は必ず医師に伝えましょう。甲状腺機能障害がある方や持病がある高齢者も、副作用が起こる可能性があるため、事前に医師に伝えると安心です。
ミノキシジルの使用中に以下の症状が現れたときは、医師や薬剤師へ早めの相談が必要です。
・胸の痛み
・心拍が速くなる
・不整脈
・顔や手のむくみ
ミノキシジルは心臓に負担がかかるリスクがあるため、使用中に心臓疾患のような症状が現れるケースがあります。また、むくみを放置すると動悸や息切れにつながるケースもあります。上記の症状が出たら、早めに病院へ行ってください。

sec.6 女性用ミノキシジルと男性用の違い

ミノキシジルには女性用と男性用があり、濃度や配合されている成分などが異なります。女性が男性用の製品を使用すると、頭皮の炎症や多毛症などの副作用のリスクが上がる可能性があります。

そのため、女性は必ず女性用を選び、用法用量を守って使うことが重要です。ここでは、女性用と男性用ミノキシジルの違いについて解説します。

女性用と男性用の製品の違いを知りたい方は、参考にしてください。

①ミノキシジルの濃度
ミノキシジルの濃度は、一般的に女性用は1パーセント、男性用は5パーセントです。市販されている女性用外用薬の濃度は1パーセントがほとんどです。この濃度は、臨床試験で効果と安全性が確認されています
濃度が1パーセントのミノキシジルを女性に使用した臨床試験を行った結果、発毛促進効果が確認されました。男性は、濃度が1パーセントに比べて、5パーセントのほうが発毛効果が高いと判明しています。そのため、女性は1パーセント、男性は5パーセントの濃度の製品の使用が推奨されています。
参照元:日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
女性が濃度の高い男性用ミノキシジル製品を使うと副作用のリスクがあるので、必ず女性用を選んでください。
②配合されている成分
女性用・男性用のミノキシジル製品には、有効成分(ミノキシジル)だけでなく以下の成分が含まれています。
製品 含まれる成分
女性用ミノキシジル ・パントテニールエチルエーテル(栄養を補給する)
・トコフェロール酢酸エステル(頭皮を保護する)
・l-メントール(清涼感・かゆみを防ぐ)
・ヒアルロン酸Na(保湿する)
男性用ミノキシジル ・l-メントール(清涼感・かゆみを防ぐ)
・ピリドキシン塩酸塩(皮脂を抑える)
・トコフェロール酢酸エステル(皮脂酸化を防ぐ)
・パントテニールエチルエーテル(頭皮環境を整える)
女性用には頭皮保護や保湿成分が含まれていますが、男性用は皮脂や皮脂の酸化防止成分が配合されている点が、大きな違いです。

sec.7 ミノキシジルが向かない脱毛状態

ミノキシジルはすべての脱毛症状をケアできるわけではありません。壮年性脱毛症に適した成分なので、それ以外の脱毛症状には効かない可能性があります。

さらに、ミノキシジルの使用が適さない状態や頭皮に異常がある状態など、効果を実感できないケースも考えられます。ここでは、ミノキシジルが適していない脱毛状態を解説します。

効果を実感するためにも、使用前に脱毛や頭皮の状態を確認しましょう。

①壮年性脱毛症以外の脱毛症
壮年性脱毛症に適しているミノキシジルは、それ以外の脱毛症には不向きです。女性の壮年性脱毛症は「FAGA」なので、ミノキシジルの使用が効果的と考えられます。
壮年性脱毛症以外の脱毛には、以下のケースがあります。
・未成年の脱毛
・妊娠・出産時の脱毛
・円形脱毛
・避妊用ピルを中止した後の脱毛
・ダイエットによる脱毛
壮年性脱毛症と他の脱毛症は、以下のポイントで見分けましょう。
・薄くなっている部分
・髪が抜けはじめた時期
壮年性脱毛症は頭頂部の分け目から徐々に全体が薄くなり、頭皮がはっきり見えるようになる傾向があります。特定部分の髪が抜ける場合は、壮年性脱毛症以外の脱毛と考えられます。女性の壮年性脱毛症は40代以降や閉経後に発症するケースが多い病気です。それ以外の年齢であれば、別の要因が関係している可能性があります。
②頭皮に異常がある場合
頭皮に異常がある状態でミノキシジルを使用すると、症状が進行する可能性があります。症状の治療よりもミノキシジルの使用を優先していると、抜け毛が増えるリスクもあります。そのため、頭皮に異常がある場合は、ミノキシジルを使用しないことが重要です。
頭皮の状態は、以下のポイントでセルフチェックできます。
・頭皮の毛根が透けて青白くなっているか
・頭皮がガチガチになっていないか
・ふけや皮脂がなく頭皮がきれいか
このような状態は、頭皮環境が整っていると考えられるため、ミノキシジルを使用しても問題ありません。反対に、頭皮に透明感がなく、黄色や赤っぽくなっている場合は炎症が起こっている可能性があります。定期的に頭皮の状態をチェックして、使用前に異常を見つけた場合は使わないようにしましょう。

sec.8 ミノキシジル外用薬の正しい使用方法

ミノキシジル外用薬の正しい使用方法

ミノキシジルの効果を実感するためには、頭皮を清潔に保つ、1日2回、気になる部分に塗布するなど正しい方法で使用することが大切です。

適切に使用しないと、効果を実感できないだけでなく、副作用のリスクが高くなる可能性があります。ここでは、ミノキシジル外用薬の正しい使用方法を解説します。

ミノキシジルで薄毛や抜け毛ケアをしたい方は、参考にしてみてください。

①使用前の頭皮の清潔化
ミノキシジルを使用する前は、頭皮を清潔な状態にすることが重要です。頭皮に汚れや皮脂がついていると効果を実感しにくいため、使用前はシャンプーで頭皮の余分な脂や汚れを洗い落としましょう。
シャンプーをする際は、頭皮を傷つけないよう、指の腹を使ってマッサージするように洗います。髪や頭皮へのダメージを防ぐためにも、シャンプーは泡立ててから使うのがポイントです。
頭皮が濡れたままだとミノキシジルが浸透しにくいため、シャンプー後はドライヤーで髪を完全に乾かします。ドライヤーを近づけて乾かすと、頭皮が乾燥し過ぎる可能性があるため、20cm以上離して使うのがおすすめです。ミノキシジルの効果を実感するためにも、使用前はシャンプーをして頭皮を清潔な状態にしてください。
②用法・用量を守る
ミノキシジル外用薬は、用法用量を守って使用する必要があります。頻度や量を増やしても効果が高まるわけではなく、過度の使用は副作用のリスクが上がると考えられます。
ミノキシジル外用薬は1日2回、1回1mLの使用が推奨されている製品が多いため、推奨された使用頻度や量を守ることが大切です。用法・用量を守り、以下のように塗布します。
・コームや指で髪を分けて、塗布したい部分を露出させる
・薄毛が気になる部分に塗る
・頭皮全体になじませる
ミノキシジルを塗布したら、指の腹で優しく頭皮全体になじませます。頭皮にダメージを与えてしまうので爪を立てたり、こすりつけたりする行為は避けてください。副作用のリスクを軽減するためにも、製品の説明書を確認し、推奨されている用法・用量で使用しましょう。
③効果を実感するまでの継続使用
個人差がありますが、ミノキシジルは、効果を実感するまで4ヶ月~6ヶ月ほどかかるケースがほとんどです。効果を感じないからといって使用を中断すると、症状が進行する可能性があります
ミノキシジルは即効性があるわけではないので、毎日継続して使うことが大切です。また、効果のピークは、使用してから約1年後になる傾向があります。効果を実感した後、自己判断でやめてしまうとヘアサイクルが再び乱れ、抜け毛や薄毛が再発するリスクがあります。
実感した効果を維持するためには、ミノキシジルを使い続けることが必須です。薄毛治療はすぐに効果が出るものではないため、長期的に取り組みましょう。ただし、6ヶ月経っても効果を実感できない場合は、医師に相談してください。

sec.9 まとめ

ミノキシジルは女性も使用でき、壮年性脱毛症をケアできる成分です。しかし、安全性が確認できていないため、未成年や妊娠・授乳中の方は使えません。

一般的に女性用製品のミノキシジル濃度は1パーセントで、保湿成分や頭皮保護などの頭皮環境を整える成分も配合されています。1日2回、1回1mLの用量用法を守り、毎日継続して使用することが大切です。多く使っても効果が上がるわけではなく、副作用のリスクが高くなるので、適切な方法で使用しましょう。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 長内 尚(オサナイ ヒサシ)

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長内 尚(おさない ひさし)

早稲田大学理工学部応用化学科および早稲田大学院先進理工学部応用化学研究科を卒業後、大手化粧品メーカーに入社。
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スカルプDをはじめアンファー商品全体の商品開発責任者として従事し、現在は新規事業企画部門責任者も兼務。

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